2017年にAKRacingのWolfゲーミングチェアを購入し、実に7年もの間座り続けているんだけど、筆者の体系には合わず、快適とは言い難い。
AKRacing Wolfは決して悪いチェアではないと思うけど、用途や人は選ぶと思ったので、その理由について解説していきたい。
eスポーツの人気上昇とともに売れだしたゲーミングチェア

筆者がゲーミングチェアに興味を持った理由は、当時やっていたゲーム配信者が使用していたため。
有名プレイヤーの大半がゲーミングチェアに座っていて、長時間座っても疲れにくく、集中できると聞いいていた。
見た目もレース車両のバケットシートのようでカッコよく憧れを抱いていたが、当時ゲーミングチェアの2大巨頭だったDXRACERとAKRacingは、どちらも約5万円~で高くて手が出なかった。
Amazonセールで衝動買い
椅子を買い替えるつもりはなかったが、AmazonセールでAKRacing Wolfゲーミングチェアが割引になり約3万円で販売されていた。
商品ページには日本人向けに設計したと紹介されていて、身長の低い筆者でも座れると踏んで、入念に商品レビューをチェックして評価が高いことを確認してからポチった。
今思えば、当時は筆者の判断基準のほとんどが他人が書いたレビューになっていて、自分目線で考えて購入していなかったんだと思う。
低身長にAKRacing Wolfは大きすぎる
まずこの項目を読むための前提として、筆者の体型を知っておいてほしい。
筆者の身長は160cmちょっとしかなく、学生時代背の順に並ばされた時はいつも前から1番か2番。
筋トレしていて、体の幅と厚みはあるガッチリ目の体型である。
そんな筆者がAKRacing Wolfに座り、合わなかったところについて解説していく。
座面が長すぎて深く腰掛けられない

AKRacingWolfは、他のゲーミングチェアメーカーと比べて座面が長く、実測53cmもある。
深く腰掛けると膝関節の裏が座面に当たり、足を真下に落とせずブラブラしてしまう。

骨盤から膝関節の長さにもよるが、少なくとも身長165cm以上ないと正しい姿勢で深く腰掛けることができなそう。
ランザーサポートが大きすぎて腰が反る

AKRacingWolfのランバーサポートは厚さ6.5cmもあり、これに関しても他社のゲーミングチェアと比べて大きめの作りになっている。
筆者はランバーサポートを使用した状態で長時間作業して腰を痛めてしまったことがあり、サイズの合わないランバーサポートは無理に使うべきではないことを知った。
今は背もたれに体を預けるのはやめ、基本は自分で良い姿勢を保ちつつ、軽くランバーサポートに腰を当てて使うようにしている。

因みに、ランバーサポートを一番下まで下げた状態で座っているのをよく見かけるが、これは腰を破壊する最悪の姿勢なので注意してほしい。
背筋を伸ばした時に窪んでいる部分にランバーサポートがくるようにするのが正解となる。
アームレストの幅が広すぎてタイピング時に乗せれない

AKRacingWolfは、あぐらをかけるくらい座面が広くゆとりがあるが、その反面アームレストの距離が体から遠くなっている。
購入当時はゲームしかしておらず気にならなかったが、仕事に使い始めた途端、アームレストの幅が広すぎて肘を乗せるとタイピングしにくいことに気づいた。
結果、アームレストの用途は休憩するとき専用となり、もはやなくてもいいレベルになってしまった。
AKRacing WolfはDXRacerと比較しても大きい
AKRacing Wolfは「日本人向けにサイズ設計を行った」ことを謳った商品であるが、よく比較対象になるDXRacerと比べても、座面の長さ・ひじ掛けの間の距離が離れていることが分かる。


日本人の標準体型がどのくらいを想定して設計しているか不明だが、一般的なチェアに比べて大きめな作りであることは間違いない。
AKRacing Wolfが「小柄な人でも大丈夫」「どんな人でも合いやすい」とかレビューしてる人を見かけるが、筆者のように身長が低かったり女性は、鵜吞みにしてはならない。
レザー部分以外の耐久性は問題なし
筆者の場合、サイズが合わない時点で座り心地に関するレビューができないから、ここらでAKRacing Wolfの耐久性について解説していく。
7年間座った今、多少クッション性も落ちている気もするが、椅子としての機能はなんら問題なく使用できている。
ただ、レザー部分に関しては3年目には劣化が目立ち始め、4年目にはポロポロ剥がれるようになり、購入から6年目くらいには完全に剥がれ落ちた。

中途半端に一部だけ合皮を使うより、全てファブリックの方が長い目で見たとき良いのでは?と思ってしまう。
チェアは体型に合っているかが最重要
チェアを選ぶ場合に最重視すべき点は、体系に合っていることなんて当たり前のことなんだけど、当時の筆者は座面の長さなどは対して考慮せず、レビュー評価が高い=自分にも良いと考えていた節がある。その結果として体に合わないチェアを購入してしまった。

これからゲーミングチェアの購入を検討している人は、筆者を反面教師にして必ず座り心地を確かめ、自分に合うか確認してから購入するようにしてほしい。
次はオフィスチェアを購入する予定
本心で言えば今すぐオフィスチェアのハーマンミラーやエルゴヒューマンに買い替えたいんだけど、高すぎて今のところ手が出せない。
中古で探すかイトーキなど比較的安めなオフィスチェアを狙うなども検討していきたい。
とは言え一度買ったら数年使い続けることになるから、納得できるオフィスチェアが見つかったら妥協せず買い替える予定。
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