買って5年目になるし、そろそろ新しいMacBookに買い替えをと考えるようになり数ヶ月、買い替える前にMacが故障してしまった。
筆者の結論として、MacはWindowsに比べてリセールが良いから4年使ったら買い替えるのがおすすめで、なぜその結論に至ったのかを解説していきたい。
故障原因はディスプレイバックライト故障
掃除のためにMacBookの電源を落とし、立ち上げ直した時に悲劇がおきた。
「ジャーン」とMacの起動音はするし、キーボードバックライトもついているが、ディスプレイが映らない。
再起動してみても復旧せず、その後もあれこれ試しているうちに、ふと気がついた。
何も映っていないと思っていたディスプレイだが、よく見るとかすかに表示されているような気がして、ライトで照らしてみたところ、ログイン画面が映っていた。
症状をググってみたところ、どうやらディスプレイバックライトの故障らしく、2017年頃のMacBook Proは、13inch/15inchともにバックライト不良が多いらしい。
外部ディスプレイに出力してクラムシェルモードにすれば問題なく使えるが、内蔵デイスプレイは使用できないためデスクトップと化してしまった。
製造から6年以上経過でApple公式の配送修理はできない
取り合えずディスプレイ故障が確定したんだけど、リセットとかで復旧する可能性に薄い望みをいただきつつ、修理料金の確認のためAppleサポートに電話した。
ディスプレイ不具合であること、そしてPCのシリアルナンバーを伝えたところ、「お客様の製品はクラシックモデルとなり、オンラインの修理受付はできません」と言われた。
聞いたところ、製造から約6年ほどで古い製品としてクラシックモデル認定され、オンラインでの修理受付や部品共有が終了するらしい。
以前Appleは古いiPhoneの性能をユーザーに開示せず意図的に下げていて、その行為をAppleも認めている。Appleの説明としてはバッテリー劣化によるシャットダウンを防ぐためとのことだが、公表されていなければ、買い替えを促すための行為と思われても無理はない。
審議は不明だが、修理部品の供給終了が6年と短いことから、修理して長く使ってももらう気はないと思っている。
因みに、Apple公式での修理ができる可能性もゼロではないらしく、直接Apple Storeに持ち込んで相談し、その店舗に交換用の部品が残っていれば対応してくれる可能性があるらしい。
望みはあるが、Apple公式として修理受付は終了しているモデルだから、店舗で掛け合うしかない。
店舗に修理パーツの在庫が残っていて且つ修理してくれる場合の概算を聞いてみたら5〜7万とのことだった。
5年目のMacの修理に5万は払えないから、この時点でApple公式での修理の選択肢は消えた。
非正規修理ショップも安くはない
Apple製品の修理には、Apple正規ショップで修理するのとは別に、街のパソコン屋さん的な非正規修理ショップに依頼する方法もある。
非正規修理ショップはApple公認ではなく、純正以外の部品を使用するなどが理由で格安で修理できる可能性があるのがメリット。
Apple製品の修理に強いらしい秋葉原のショップに問い合わせてみたところ、バックライトケーブルの断線であれば3.5万(税抜)、それ以外の故障だった場合は中古のディスプレイに交換で4〜5万とのこと。
ただ、修理できなかった(しなかった)場合も、検査料金5000円が発生するらしい。
想定していたより安くなかったのと、正確な見積もりを依頼するのにも5000円支払わなければならず、リスク・リターンが見合わないと判断し非正規ショップでの修理も諦めることにした。
パソコンの耐用年数は4年
ところで、パソコンには国税庁が定めた法定耐用年数というものが設定されていて、その年数は4年。
法人の場合であれば、法定耐用年数を指標に減価償却計上や入れ替えの時期を判断する。
パソコンの使用頻度にもよるが、毎日使うのであれば4年というのは妥当な設定で、5年6年とそれ以上長く使える可能性もあるが、機械である以上、年数が経つほど故障リスクが高くなるし、ノートパソコンならバッテリーも劣化が進んでいる。
修理したところで別のパーツが壊れるリスクも少なくない
筆者のmacbookは2017年モデルだが、Apple認定整備品で型落ちを購入しているため、購入時期は2019年。約5年目となるパソコンのため、安くはない費用をかけて修理しても、次はSSDや冷却ファンなど別のガタが来る可能性が大いにある。
年老いた命を延命したところで、常に故障のリスクと隣り合わせの状態では安心して使えない。
M2Pro MacBook Pro14インチに買い替えを決断
安く修理できるならと散々調べた挙げ句、結局修理は諦め新しいMacBookを迎い入れることにした。
希望していたスペックはM2Pro MacBook Pro14インチでメモリ16GB/ストレージ512GB
数日探していたら、Apple認定整備品に理想のスペックのモデルが追加されたから即購入した。
故障する前に売って買い替えるが正解
もともと買い替え時期と思っていたものの、ずるずる先延ばしにした結果、売る前に故障してしまいフリマサイトではジャンク品扱いとなり大きくリセールが低下してしまった。
幸い画面故障のため、外部ディスプレイに接続すれば使用できるためデータ損失は免れたが、電源がつかなくなったりSSDが故障した場合でバックアップを取っていなければデータがおじゃんになる可能性もある。
リセールが良いApple製品だからこそ故障するまで使うのではなく、古いMacを売って買い替え資金を確保しつつ、新しいMacBookに定期的に買い替えをおすすめしたい。
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